入口
訪問の最初のページを「入口ページ」や「ランディングページ」と言います。Reports&Analyticsでは「入口ページ」と表現されますのでここでは「入口ページ」を使います。
「入口ページ」とは「サイトで一番最初に訪れたページ」ということになるので、ウェブサイト内のすべてのページが「入口ページ」になりえます。
「訪問回数」で触れているとおり、(参考:訪問回数)、30分の無操作状態があると訪問は強制終了され、新しい訪問が開始されます。
この時、新しい訪問の最初のページが「入口ページ」となります。
「入口」指標は基本的には「入口ページ」の発生回数をカウントする指標です。
「入口」指標を用いることで「入口ページ」として意図したページに流入されているか、あるいはされていないのかを判断することが可能です。
一般的には「バウンス率」や「遷移率」と共に用いられ、「入口ページ」の最適化に使用されます。
「入口」の集計ロジック
訪問に対して1回のみ
「入口」は原則として1回の訪問で1度しか生じません。訪問が日や時間をまたいだ場合、「訪問回数」は各日、各時間帯でそれぞれカウントされていました。
しかし、「入口」は訪問に対して発生するのは1回で、日や時間をまたいだ場合に再カウントされるわけではありません。
上図の例では、入口は21日にカウントされますが、22日ではカウントされません。
初回ヒットとは限らない
「入口」は、訪問の最初の値として特定の値が取得された場合にカウントされますが、必ずしも「初回ヒット」とは限りません。
上図の例では、訪問の途中で30分の無操作状態が発生したので訪問が強制終了されました。
再開した際に最初に行ったアクションがダウンロードだった場合、Adobe Analyticsサーバーにイメージリクエストが送信されますが、「入口」としてはカウントされません。
この例の場合で「入口」としてカウントされるのは★★です。
訪問が終了するまで持続する
訪問が継続している間、「入口」はすべてのヒットに対して持続性を持ちます。
これにより、特定の入口ページからランディングした訪問者がその後何ページ閲覧したのか、コンバージョンしたのかしていないのか、等を追跡することが可能となります。
レポートに「入口」指標をセットした場合、ディメンションによって読み取り方が異なりますのでご注意ください。
「ページ」をディメンションとしてAページを見た場合、ページビュー数は4回カウントされます。この場合、「Aページが4回閲覧された」と解釈します。
「入口ページ」をディメンションとしてAページを見た場合、ページビュー数は10回カウントされます。この場合、「Aページが入口だった訪問で10ページ閲覧した」と解釈します。
混乱しやすいところなので注意しましょう。