Difference between revisions of "インスタンス"
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「インスタンス」は「変数」が持続する場合と持続しない場合でカウントのされ方が異なるように見えますが<br /> | 「インスタンス」は「変数」が持続する場合と持続しない場合でカウントのされ方が異なるように見えますが<br /> | ||
Revision as of 19:11, 8 September 2015
インターネットで「インスタンス」を調べると様々な意味が出てきますが
Reports&Analyticsでは「変数に対して特定の値がセットされた回数」と定義されています。
訪問者がウェブサイトのソースをウェブサーバにリクエストし、ページが読み込まれると、
「変数」に「値」がセットされてイメージリクエストがAdobe Analyticsサーバに送信されます。
この、「変数」に「値」がセットされる回数を「インスタンス」という単位で数えます。
「インスタンス」はすべての「ヒット」に対してカウントされます。
「ヒット」とは、Adobe Analyticsサーバーへ送信されるイメージリクエストのことを指します。
「インスタンス」と「ページビュー数」の違い
「インスタンス」と「ページビュー数」はどちらも回数を数える単位なので混同しがちです。ここでしっかりと理解しておきましょう。
- インスタンス・・・「変数」に「値」がセットされた回数
- ページビュー・・・ページが読み込まれ、「s.t()」関数が実行された回数 ページビュー数
「インスタンス」は「変数」が持続する場合と持続しない場合でカウントのされ方が異なるように見えますが
一定のルールに従ってカウントされており、カウントのされ方が異なるわけではありません。
変数が持続しない場合
変数が持続しない場合は基本的に「インスタンス」と「ページビュー数」は同じ数になります。
s.pageName変数はページが読み込まれる度に値がセットされ、「s.t()」関数が実行されてページビュー数がカウントされます。
s.pageName変数に値がセットされて「s.t()」関数が実行されたということは、同じ回数だけ「インスタンス」が発生したことになります。
「インスタンス」は「変数」に「値」がセットされた回数を数える単位です。
従って、「ページレポート」では下図のような表になります。
変数が持続する場合
変数が持続する場合は「インスタンス」は下記のようにカウントされます。
例えば「s.eVar1」で「赤バナー」と「青バナー」の効果測定をしていると仮定します。 ※期限:訪問/配分:最新(最後)
- 赤バナーがクリックされた際に「s.eVar1」変数に「"赤バナー"」という値がセットされてインスタンスが1回カウントされます。
- eVar変数は持続性という特徴を持っているため、ページコード内に「s.eVar1」が記述されていなくても、
次のページに遷移すると「s.eVar1」変数に「"赤バナー"」という値はセットされます。 - インスタンスは基本的に全てのヒットに対してカウントされるものですが、変数が持続性を持っている場合は
後続のヒットで値がセットされてもカウントをしない仕様になっています。
その為、上図の2遷移め、3遷移目ではインスタンスはカウントされません。 - 4遷移目で青バナーがクリックされたので「s.eVar1」変数に「"青バナー"」がセットされます。
「変数」に「値」がセットされたので再びインスタンスが1回カウントされます。 - 5遷移目では変数が持続しているためインスタンスはカウントされません。
一方で「ページビュー」はページコードの「s.t()」関数が実行されるたびにカウントされるので、ページが読み込まれる都度カウントされることになります。
従って、「eVar1レポート」では数のような表になります。