Difference between revisions of "ページビュー数"

From Adobe Analytics百科事典
Jump to: navigation, search
m
Line 3: Line 3:
 
[[File:Metrics-PageView-Overview.png|500px]]
 
[[File:Metrics-PageView-Overview.png|500px]]
  
ウェブサイトのページが閲覧されることを「ページビュー」と言い、ページビューの回数を「ページビュー数」といいます。<br />
+
「ページビュー」はウェブサイトのページが閲覧されることを指し、その回数を表す指標をAdobe Analyticsでは「ページビュー数」(Page Views、略してPV)と呼びます。<br />
最も基本的なアクセス数の指標の一つです。<br />
+
ページ内に挿入されている画像などの外部ファイルの数や、ブラウザやProxyサーバーによるキャッシュ効果には影響されず、ページを1画面開けば1ページビューと数えます。
ページ内に挿入されている画像などの外部ファイルの数には影響されず、ページを1画面開けば1ページビューと数えます。<br />
 
  
 
[[File:Metrics-PageView-Overview-StFunction.png|600px]]
 
[[File:Metrics-PageView-Overview-StFunction.png|600px]]
  
厳密には、ウェブブラウザでページが表示されるときに各ページに挿入されたJavaScriptのページコードが読み込まれ、<br />
+
ウェブブラウザ上でページが表示されるときに各ページに挿入されたJavaScriptのページコードが読み込まれて実行され、
「s.t() 関数」が呼び出されて変数が定義され、イメージリクエストが送信された際にページビューがカウントされます。<br />
+
s.t() 関数が呼び出されて変数が定義され、イメージリクエストが送信された際にページビューがカウントされます。
  
  
Line 20: Line 19:
  
 
訪問者はウェブサイト内のリンクをクリックしてページを遷移します。<br />
 
訪問者はウェブサイト内のリンクをクリックしてページを遷移します。<br />
ページを遷移するたびにウェブサイト内のページコードが読み込まれ、「s.t() 関数」が呼び出されて<br />
+
ページを遷移するたびにウェブサイト内のページコードが読み込まれ、s.t() 関数が呼び出されてイメージリクエストが送信されます。
イメージリクエストが送信されます。<br />
 
 
 
  
 
===パターン2 ページがリロードされた場合===
 
===パターン2 ページがリロードされた場合===
Line 29: Line 26:
  
 
訪問者がリロードボタンやF5ボタンなどでページを再読み込みした場合、挿入されているページコードも再度読み込まれることになります。<br />
 
訪問者がリロードボタンやF5ボタンなどでページを再読み込みした場合、挿入されているページコードも再度読み込まれることになります。<br />
この場合もウェブサイト内のページコードが読み込まれ、「s.t() 関数」が呼び出されてイメージリクエストが送信されます。<br />
+
この場合もウェブサイト内のページコードが読み込まれ、s.t() 関数が呼び出されてイメージリクエストが送信されます。<br />
従って、ページビューが1カウントされることになります。<br />
+
従って、ページビューが1カウントされることになります。
 
 
  
 
===パターン3 「戻る」ボタンで戻った場合===
 
===パターン3 「戻る」ボタンで戻った場合===
Line 38: Line 34:
  
 
訪問者が戻るボタンで前のページを表示させた場合、挿入されているページコードも再度読み込まれることになります。<br />
 
訪問者が戻るボタンで前のページを表示させた場合、挿入されているページコードも再度読み込まれることになります。<br />
この場合もウェブサイト内のページコードが読み込まれ、「s.t() 関数」が呼び出されてイメージリクエストが送信されます。<br />
+
この場合もウェブサイト内のページコードが読み込まれ、s.t() 関数が呼び出されてイメージリクエストが送信されます。<br />
従って、ページビューが1カウントされることになります。<br />
+
従って、ページビューが1カウントされることになります。
 
 
  
このように、「ページビュー数」はリロードや戻るボタンでのページビューも含んでいます。<br />
 
「ページビュー数」から「リロード回数」を引くことでリロードされたページビュー数は除外することが出来ますが、<br />
 
「戻る」ボタンのページビューは除外することはできません。<br />
 
  
 +
このように、「ページビュー数」はリロードや戻るボタンでのページビューも含みます。<br />
 +
「ページビュー数」から「リロード回数」を引くことでリロードされたページビュー数は除外することが出来ますが、「戻る」ボタンのページビューは除外することはできません。
  
 
==ページビューがカウントされないパターン==
 
==ページビューがカウントされないパターン==
Line 53: Line 47:
 
[[File:Metrics-PageView-Overview-StFunctionFail.png|600px]]
 
[[File:Metrics-PageView-Overview-StFunctionFail.png|600px]]
  
ページコードは上から順番に読み込まれるので、何らかの理由で「s.t() 関数」が実行されなければページビューは計測されません。<br />
+
ページコードは上から順番に読み込まれるので、何らかの理由でs.t() 関数が実行されなければページビューは計測されません。<br />
例えばJavaScriptコードが下の方に記述されていて 読み込みの途中でブラウザを閉じてしまったり別のJavaScriptでエラーになった場合などは計測されません。<br />
+
例えばJavaScriptコードが下の方に記述されていて 読み込みの途中でブラウザを閉じてしまったり別のJavaScriptでエラーになった場合などは計測されません。
 
 
  
 
===パターン2 ページ内のリンクやボタンがクリックされた場合===
 
===パターン2 ページ内のリンクやボタンがクリックされた場合===
Line 61: Line 54:
 
[[File:Metrics-PageView-Overview-LinkTracking.png|600px]]
 
[[File:Metrics-PageView-Overview-LinkTracking.png|600px]]
  
ページ内のリンクがクリックされた場合は「s.t() 関数」ではなく「s.tl() 関数」が実行され、リンクとして計測されます。<br />
+
ページ内のリンクがクリックされた場合はs.t() 関数ではなく'''s.tl() 関数'''が実行され、リンクとして計測されます。<br />
この場合、ページが読み込まれているわけではないので、ページビューはカウントされません。<br />
+
この場合、ページが読み込まれているわけではないので、ページビューはカウントされません。
  
 
[https://marketing.adobe.com/resources/help/ja_JP/reference/metrics_page_view.html 参考:Reports&Analytics公式ヘルプ「ページビュー」]
 
[https://marketing.adobe.com/resources/help/ja_JP/reference/metrics_page_view.html 参考:Reports&Analytics公式ヘルプ「ページビュー」]

Revision as of 21:21, 2 September 2015

Metrics-PageView-Overview.png

「ページビュー」はウェブサイトのページが閲覧されることを指し、その回数を表す指標をAdobe Analyticsでは「ページビュー数」(Page Views、略してPV)と呼びます。
ページ内に挿入されている画像などの外部ファイルの数や、ブラウザやProxyサーバーによるキャッシュ効果には影響されず、ページを1画面開けば1ページビューと数えます。

Metrics-PageView-Overview-StFunction.png

ウェブブラウザ上でページが表示されるときに各ページに挿入されたJavaScriptのページコードが読み込まれて実行され、 s.t() 関数が呼び出されて変数が定義され、イメージリクエストが送信された際にページビューがカウントされます。


ページビューがカウントされるパターン

パターン1 ページが読み込まれた場合

Metrics-PageView-Overview-PageViews.png

訪問者はウェブサイト内のリンクをクリックしてページを遷移します。
ページを遷移するたびにウェブサイト内のページコードが読み込まれ、s.t() 関数が呼び出されてイメージリクエストが送信されます。

パターン2 ページがリロードされた場合

Metrics-PageView-Overview-Reload.png

訪問者がリロードボタンやF5ボタンなどでページを再読み込みした場合、挿入されているページコードも再度読み込まれることになります。
この場合もウェブサイト内のページコードが読み込まれ、s.t() 関数が呼び出されてイメージリクエストが送信されます。
従って、ページビューが1カウントされることになります。

パターン3 「戻る」ボタンで戻った場合

Metrics-PageView-Overview-Back.png

訪問者が戻るボタンで前のページを表示させた場合、挿入されているページコードも再度読み込まれることになります。
この場合もウェブサイト内のページコードが読み込まれ、s.t() 関数が呼び出されてイメージリクエストが送信されます。
従って、ページビューが1カウントされることになります。


このように、「ページビュー数」はリロードや戻るボタンでのページビューも含みます。
「ページビュー数」から「リロード回数」を引くことでリロードされたページビュー数は除外することが出来ますが、「戻る」ボタンのページビューは除外することはできません。

ページビューがカウントされないパターン

パターン1 「s.t() 関数」が実行されなかった場合

Metrics-PageView-Overview-StFunctionFail.png

ページコードは上から順番に読み込まれるので、何らかの理由でs.t() 関数が実行されなければページビューは計測されません。
例えばJavaScriptコードが下の方に記述されていて 読み込みの途中でブラウザを閉じてしまったり別のJavaScriptでエラーになった場合などは計測されません。

パターン2 ページ内のリンクやボタンがクリックされた場合

Metrics-PageView-Overview-LinkTracking.png

ページ内のリンクがクリックされた場合はs.t() 関数ではなくs.tl() 関数が実行され、リンクとして計測されます。
この場合、ページが読み込まれているわけではないので、ページビューはカウントされません。

参考:Reports&Analytics公式ヘルプ「ページビュー」