Difference between revisions of "入口"

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[[File:Metrics-Entries-Overview.png|600px]]
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[[File:Metrics-Entries-Overview.png|700px]]
  
訪問の最初のページを「入口ページ」や「ランディングページ」と言います。Reports&Analyticsでは「入口ページ」と表現されますのでここでは「入口ページ」を使います。<br />
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「入口」指標は訪問における最初の値に割り当てられます。上の図では赤字が訪問における最初の値となっており、「入口」として記録されます。<br />
「入口ページ」とは「サイトで一番最初に訪れたページ」ということになるので、ウェブサイト内のすべてのページが「入口ページ」になりえます。<br />
 
「訪問回数」で触れているとおり、(参考:[[訪問回数]])、30分の無操作状態があると訪問は強制終了され、新しい訪問が開始されます。<br />
 
この時、新しい訪問の最初のページが「入口ページ」となります。<br />
 
「入口」指標は基本的には「入口ページ」の発生回数をカウントする指標です。<br />
 
  
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ディメンションが「ページ」の場合は訪問で最初に記録された「s.pageName=“A”」が入口となります。<br />
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ディメンションが「サイトセクション」の場合は訪問で最初に記録された「s.channel=“TOP”」が入口となります。<br />
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「入口」としてカウントされるのは必ずしも最初のヒットの値とは限りません。<br />
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上の例では「s.prop2=“バナー青”」は訪問の最初のヒットではありませんが、この訪問でprop2が記録された最初の値なので「入口」となるわけです。<br />
  
「入口」指標を用いることで「入口ページ」として意図したページに流入されているか、あるいはされていないのかを判断することが可能です。<br />
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[https://marketing.adobe.com/resources/help/ja_JP/reference/metrics_entries.html 参考:Analysis公式ヘルプ「入口」]
一般的には「バウンス率」や「遷移率」と共に用いられ、「入口ページ」の最適化に使用されます。<br />
 
  
==「入口」の集計ロジック==
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「入口」はヘルプでは「持続性を持つ」と書いてあるのですがeVarのような持続変数ではありません。<br />
 
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訪問が終了するまでサーバーで情報を記憶し、訪問が終了した時点でデータ処理が行われ、レポートに反映される仕組みとなっています。<br />
===訪問に対して1回のみ===
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サーバーにデータが格納されてから訪問が終了するまでの間「入口」の情報が記憶されるので、他のディメンションとのクロス集計ができるわけです。<br />
 
 
[[File:Metrics-Entries-Overview_Daily.png|600px]]
 
 
 
「入口」は原則として1回の訪問で1度しか生じません。訪問が日や時間をまたいだ場合、「訪問回数」は各日、各時間帯でそれぞれカウントされていました。<br />
 
しかし、「入口」は訪問に対して発生するのは1回で、日や時間をまたいだ場合に再カウントされるわけではありません。<br />
 
上図の例では、入口は21日にカウントされますが、22日ではカウントされません。<br />
 
 
 
===初回ヒットとは限らない===
 
 
 
[[File:Metrics-Entries-Overview Hit.png|600px]]
 
 
 
「入口」は、訪問の最初の値として特定の値が取得された場合にカウントされますが、必ずしも「初回ヒット」とは限りません。<br />
 
上図の例では、訪問の途中で30分の無操作状態が発生したので訪問が強制終了されました。<br />
 
再開した際に最初に行ったアクションがダウンロードだった場合、Adobe Analyticsサーバーにイメージリクエストが送信されますが、「入口」としてはカウントされません。<br />
 
この例の場合で「入口」としてカウントされるのは★★です。
 
 
 
===訪問が終了するまで持続する===
 
 
 
[[File:Metrics-Entries-Overview_Persist.png|700px]]
 
 
 
訪問が継続している間、「入口」はすべてのヒットに対して持続性を持ちます。<br />
 
これにより、特定の入口ページからランディングした訪問者がその後何ページ閲覧したのか、コンバージョンしたのかしていないのか、等を追跡することが可能となります。<br />
 
レポートに「入口」指標をセットした場合、ディメンションによって読み取り方が異なりますのでご注意ください。<br />
 
 
 
[[File:Metrics-Entries-Overview_Persist_Table.png|500px]]
 
 
 
「ページ」をディメンションとしてAページを見た場合、ページビュー数は4回カウントされます。この場合、「Aページが4回閲覧された」と解釈します。<br />
 
「入口」をディメンションとしてAページを見た場合、ページビュー数は10回カウントされます。この場合、「Aページが入口だった訪問で10ページ閲覧した」と解釈します。<br />
 
混乱しやすいところなので注意しましょう。<br />
 

Latest revision as of 14:46, 25 November 2015

Metrics-Entries-Overview.png

「入口」指標は訪問における最初の値に割り当てられます。上の図では赤字が訪問における最初の値となっており、「入口」として記録されます。

ディメンションが「ページ」の場合は訪問で最初に記録された「s.pageName=“A”」が入口となります。
ディメンションが「サイトセクション」の場合は訪問で最初に記録された「s.channel=“TOP”」が入口となります。
「入口」としてカウントされるのは必ずしも最初のヒットの値とは限りません。
上の例では「s.prop2=“バナー青”」は訪問の最初のヒットではありませんが、この訪問でprop2が記録された最初の値なので「入口」となるわけです。

参考:Analysis公式ヘルプ「入口」

「入口」はヘルプでは「持続性を持つ」と書いてあるのですがeVarのような持続変数ではありません。
訪問が終了するまでサーバーで情報を記憶し、訪問が終了した時点でデータ処理が行われ、レポートに反映される仕組みとなっています。
サーバーにデータが格納されてから訪問が終了するまでの間「入口」の情報が記憶されるので、他のディメンションとのクロス集計ができるわけです。